ひぐちカッター!
・
・
・
・
すいません、意味はありません。
今回はカーラッピングに最適なオススメカッターについてご紹介したいと思います。
カーラッピングでは様々な場面でカッターを使います。
シートの切り出し・施行後のラインに沿ったカット・穴部分の切り抜き、などなど。
カッターはとても身近な道具ですから、わざわざ購入しなくてもお手元にも一本はある事でしょう。とりあえずこれで・・・、となりそうですが、ちょっと待ちましょう。
使いにくいカッターを使ったが為に数千円分のフィルムが台無しになる事だってあります。
どんなに高いカッターも1000円はしません。ここはキチンとしたものを買いそろえるのが必須です。
今日の記事を参考に、切れ味もさることながら使っていて心地よい・長く使える、そんなカッターを見つけていただきたいと思います。
カッターナイフの国内二大メーカーといえば
現在では様々なメーカーがカッターナイフを販売しています。
ホームセンターに行けばプライベートブランドのカッターが置いていますし、100均ですら売っていますね。
でもやっぱり信頼の出来るメーカーが使い易いです。
では、国内の二大メーカーと言えば?
はい。オルファ社、そしてエヌティーカッターですね。
オルファ株式会社
http://www.olfa.co.jp/ja/
エヌティーカッター
http://www.ntcutter.co.jp/
どちらもレトロな作りのホームページで、非常に味があります。
さて、筆者の周りではオルファさんは知っていても、エヌティーカッターについては意外と知らない方も多いのですが
実はカーラッピングの世界ではエヌティーカッターを愛用しているトップレベルのインストーラーが沢山いるのをご存知でしょうか。
かくいう筆者もエヌティーさんのカッターを愛用しています。
かくいう筆者もエヌティーさんのカッターを愛用しています。
とにかく切れ味もさることながら、使い易い。使ってて気持ちいい。
理由やモデル等はくわしく後述しますね。
さて、少し余談ですが、世界で初めてカッターナイフを作ったメーカーはどこだと思いますか?
「オルファでしょ。しかも、ね。なんでオルファかわかる?折る刃、でおるふぁ、なんだよ。ねえ?知ってた?」
・・・ここまで回答できる方が日本国民の7割でしょう(HAPPYKREUZ調べ)
OLFA誕生秘話はこちら
ところが、面白い事にエヌティーさんのホームページにも「世界初」の文字が。。。
エヌティー株式会社の歴史
これはいったいどういう事でしょう。気になってラッピングどころではありません。
ものづくり大国ニッポンが誇る二大メーカーの謎について何としてもクリアにしたいところです。
その謎について気になる方はコーヒーブレイクがてらに以下の記事を御覧ください。
さて、どっちが世界初か無事解決したところで本題に戻りましょう。
ラッピングに必要なカッターナイフの条件
<カッターナイフ刃の角度>
カッターナイフには主に45°と30°があります。
もっともよく見る一般的なタイプは45°でしょう。
色々な作業に使いやすく万能選手と言えますので、先ずはこれを揃えておきましょう。
一方、30°の刃はあまり普段は使わないかもしれませんが、ラッピングに一本持っていると非常に重宝します。
ラッピングではエッジ部分の切り抜きなど細かい作業が沢山あるので、その際にとても重宝します。
ラッパーさんによっては更に細かい細工が出来る専用のデザインナイフを使われるかたもいらっしゃるようです。
デメリットとしては繊細なゆえ先が欠けやすく、多用すると先が切れなくなります。
大まかなライン取りやシートからの切り出し時は45°で、細かい部分の作業は30°で、と行った形で使い分けていただけるとGOODかと思います。
<便利なカートリッジ式カッター>
さて、二大メーカーどちらも切れ味の良いカッターを揃えているのですが
エヌティーの大きな特徴として、「カートリッジ式」を採用している事があげられます。
初めて使ったときは感動しました。
カードリッジ式とは、4本の予備ブレードを投入でき、1本使い終えると次のブレードが出てくるんです。
イチイチ刃がなくなるたびにセットしなくて良い。ラッピングでは刃の切れ味が命なので結構刃をこまめにおる必要があります。その際に威力を発揮しますね。
私はこれが一番の愛用の理由です。
30°細工カッターは基本的には形状も似通っており、使い勝手に大きな差はありませんが
個人的にはエヌティーのカッターを出す音が好きですね。
オルファ 「カチ、カチ、カチ・・・」
エヌティー 「チキチキチキチキ・・・」
(実際の感覚はご自身でお確かめください)
まあ、これは個人の好みの問題なので、どちらが良いかはご自身でご判断ください。
<とっておきの裏技!NTカッターをカスタマイズしてワンランク上の施工感>
さて、ハッピークロイツ編集部の”推しカッター” はNTカッターです。
さらにやはり「カートリッジ式」が使い易い。
ただ・・・一点不満があるのです。
それは
「カートリッジ式のラインナップには30度刃の商品がない」
ということ。
「30°細工カッターでいいじゃない?」というご意見もあろうかと思いますが、カーラッピングにおいてはボディやフィルムに傷が付くのは非常にデリケートな問題。
実はエヌティーカードリッジ式カッター(A-551P)は丸みを帯びた滑らかなプラスチックで出来ておりもちろん、刃が出る先端も同じ素材です。
「これで30°の刃が使えたら最強やん!」そう思った人がいたわけです。
それならばと、エヌティーの細工用の30°の刃をセットしようと試みるも・・・合わないんです、これが。
カードリッジ部分の角度が違うので合わない。
ああ、神は我を見放したもうた・・・
そう思っていた時、海外のインストーラーブログで衝撃の方法を知ることになります。
それは・・・
「オルファ社の30°細工カッターの替え刃を装着する」ということ。
そうなんです。
なぜかオルファ社の30°細工カッターの替え刃がピタリと合うのです。
エヌティーカッターのボディにオルファ社の替え刃。日本が誇る世界二台メーカーの美しき共演です。
かくして最強の職人カッターが生まれました。
これでDIYカーラッピングはバッチリですね!
(くれぐれも刃をボディに立ててしまって泣かない様に注意して作業いたしましょう!)
追伸:
エヌティーカッター開発担当者様、是非是非カーラッピング用にカードリッジ式30°刃バージョンを製造くださいませ。
よろしければ弊社ハッピークロイツと共同開発いたしませんか?