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北米のカーラッピング市場規模(単位はUSD 100億ドル)
(引用元:GRAND VIEW RESEARCH )
日本ではまだまだ認知度の低いカーラッピングですが、実は現在世界中で急速に普及が進んでいます。
アメリカの市場調査会社 GRAND VIEW RESEARCHによると、2014年のカーラッピング市場規模は全世界で9億900万ドル(約1000億円)に達するそう。
Global automotive wrap films market size was valued at USD 909.0 million in 2014.
(引用元:GRAND VIEW RESEARCH “Automotive Wrap Films Market Analysis By Application And Segment Forecasts To 2022″)
同レポートから全世界市場の約4割を占めるアメリカの市場を例にとると、今後2022年までの7年間で北米の市場規模は3倍になると予想されています。
また日本を含むアジアはアメリカやヨーロッパに比べて遅れは取っているものの、すでにアジア全体で1億4000万ドル(約160億円)の市場が存在し、今後中国と日本を筆頭に大きな伸び代が期待されています。
市場規模の多くを占めるのはやはり商業ラッピング(車両広告看板、カーマーキング)ですが、ひとつの要因はやはりカーラッピングフィルムの進化です。
各国様々なメーカーがカーラッピングフィルムの開発に力を入れています。
例えばハッピークロイツではバブル・フリー・ライナーという技術で施工時のエア抜けを良くし、より貼りやすいフィルムの提供を行っています。また再剥離機能を有するため剥がす場合も糊残りが最小限に抑えることができます。
これによって容易に施工・張り替えができるようになったのが大きな要因でしょう。
この特性により、従来は例えばビル広告などにお金をかけることのできなかった小規模事業者が、自社の社用車や営業車を使って簡単に広告をすることができる手段ができたと言えます。
According to Traffic Audit Bureau for Media Measurement (TAB)のデータになりますが、車両ラッピングによる1日の広告効果は3万人から7万人に達すると言います。
加えてITの発展により容易にデザインを作れるようになったことも大きいでしょう。
車両ラッピングのデザインには例えばillustratorのようなデザインソフトを使いますが、一昔前は「プロのデザイナーだけが使える道具」であったこういったソフト類が現在では機能を限定した類似品が無料で使えるなどITの普及によって一般企業でも少し経験のある世代なら誰でも使える時代になりました。
また従来は乾燥時間に数日かかっていた印刷が、ラテックスプリンターという速乾性で低コストのプリンターも登場するなど印刷するための大型プリンターも機能がどんどん進化していることも見逃せません。
いずれにせよ今後10年間でカーラッピング市場は日本を含めて2倍、3倍と大きく普及していくことが期待できます。
ハッピークロイツもこの市場の要求に負けないように商品開発に精進してまいります。