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初めてでも貼れた!カーラッピングで失敗しないために絶対に押さえておきたい四つの鉄則(後編)

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こんにちは!HAPPYKREUZ代表の笹田です。

「初めてでも貼れた!カーラッピングで失敗しないために絶対に押さえておきたい四つの鉄則(前編)」
では4つの鉄則のうち、鉄則1と鉄則2について解説しました。

フィルムを購入する前にやっておくべきこと、考えておくことが意外と多かったのではないでしょうか。
では後編では残りの鉄則3、そして鉄則4について解説を進めて参りましょう。

鉄則3:カーラッピングフィルムはむやみに伸ばさない

diycarwrapping:beginner-rule-2-02

「ヒートガンやドライヤーで加熱するとフィルムは伸びる」というのは聞いたことがあると思います。
メーカーや素材によっても異なるので、すべてのカーラッピングフィルムが伸びる訳ではありませんが、一般的には正しい認識でしょう。

しかしこれからお話する理由によって、フィルムをむやみに伸ばして貼るべきではないことが理解いただけると思います。

HAPPYKREUZのカーラッピングフィルムも熱を加えると柔らかくなり伸びる性質があります。
これを少し難しい言葉でいうと”熱可塑性(ねつ-かそせい)”といいます。

※ 熱可塑性などの詳しいお話は「今さら聞けない① なんでカーラッピングフィルムって伸びるの?」を参照ください。

ただし、この熱可塑性にはもうひとつの側面があります。
それは「フィルムは元々の形状を記憶していて、元に戻ろうとする」という性質も持っているということ。

このために、フィルムは伸ばして曲面に貼る事ができますが同時に困った事も起きます。
熱をかけて伸ばして貼った部分は、徐々に元に戻ろうとする力=つまり剥がそうとする力が常に働いてしまう、ということです。

更に伸ばすことによって、フィルムの粘着性にも悪影響があります。
伸ばそうと伸ばすまいと、元々の1cmあたりフィルムの接着剤の量は変わりません。
そうすると、例えば30%フィルムを伸ばしたとすると、伸ばした部分は接着剤の量は同じ面積あたり75%まで低下します。つまり粘着力が単純に75%となります。ましてや無理やり2倍以上に伸ばしたとしたら・・・。
難しい計算をしなくても粘着力が大きく低下するのがお分かりだと思います。

そして、これらの作用により、後々施工部分の縁から剥がれてきたり浮いてきたりする現象が起きてしまうのです。

また伸ばす事は見た目の美しさにも影響します。
例えば人気のカーボン柄などは伸ばす事によって形が崩れしまうのがお分かりだと思います
(写真)

表面の柄のないマットやグロスでも、伸ばしすぎる事でマット感がなくなり艶が出てきたり、逆にグロスフィルムを伸ばしすぎる事で綺麗な艶がなくなってしまったり。
フィルムを無理に伸ばす事は寿命も見た目にも、多大な悪影響を及ぼす可能性があると認識しなければなりません。

このため、可能な限りフィルムは熱で伸ばさずに貼るように工夫しましょう。
曲面などは伸ばさないと難しいと思いますが、熱をかけずに局面を貼るテクニックなどについても今後解説していきます。

とにかく、必要以上に伸ばす事を控え「どうしても必要な部分だけ熱をかけてフィットさせてやる」という気持ちで施工するのがよいでしょう。

 

鉄則4:ポストヒーティング(後熱処理)をお忘れなく

diycarwrapping:beginner-rule-2-03

いよいよ最後の鉄則4は「ポストヒーティング」について解説いたします。

「ポストヒーティング(Post-heating)」とは直訳すると「後熱処理」という意味になります。

ポストヒーティングや熱処理というとなんだかプロっぽい言葉ですし、特別な機械が必要なイメージがありますが、ヒートガンと温度計があれば誰でも施工可能です。

そしてポストヒーティングは「知っておいたほうがよい」という知識ではなく「DIYでも絶対に知っておくべき鉄則」なのです。
むしろ、カーラッピングはポストヒーティングを終えて初めて終了する、と言えるのではないでしょうか。

作業方法は非常にシンプルです。

「カーラッピングの施工後のフィルムにヒートガンなどで一定温度で一定時間熱をかける」
これだけです。

そうすると何がいいことがあるのか?
「鉄則3」でフィルムは伸びたり縮んだりする性質があることを説明しました。

実はポストヒーティングをおこうことで、この「伸びたり縮んだりする性質」を強制的に失わせることができるのです。
つまり、フィルムに熱をかけて伸ばした部分にポストヒーティングを行えば、元に戻ろうとする性質がなくなりその状態のままキープされる、という訳です。

詳しく解説すると長くなるのでこの記事では要点だけを解説します。

※ ポストヒーティングについて詳しく学びたい方は記事「今さら聞けない。ポストヒーティングとは何者なのか?」をごらんください。

ポストヒーティングはその目的が「伸ばした状態をキープする」ものですから、もちろん熱をかけて伸ばしていない平面などに実施する必要はありません。

ただ非常に大切な作業ですので、ミラーやバンパーコーナー、ドアハンドルなど、熱をかけて伸ばして施工した部分にはしっかりと実施しておきましょう。

DIYカーラッピングにおける失敗の一番は「施工後に剥がれてきてしまう」という声です。
適切にポストヒーティングを行うことで、かなりの確率でこの失敗を防ぐことが可能です。

抜けなく実施しておいて欲しい作業だと思います。

 

まとめ

前後編に渡ってDIYでカーラッピングを始める前に押さえておきたい四つの鉄則について解説を行いました。

カーラッピングは奥が非常に深いものですから、まだまだテクニックや守らなければならない事が沢山あります。
ですが、初心者はまずこの四つの鉄則を守るだけでも見違える様にカーラッピングの仕上がりに差が出てくることと思います。

こうやってカーラッピングに興味が出てきたら、どんどんいろんなテクニックを身につけて、奥深いカーラッピングの世界を楽しんでもらいたいと思います。

 

初めてでも貼れた!カーラッピングで失敗しないために絶対に押さえておきたい四つの鉄則(前編)

初めてでも貼れた!カーラッピングで失敗しないために絶対に押さえておきたい四つの鉄則(後編)

この記事を書いた人

HAPPYKREUZ代表 ササダ ナオキ NAOKI SASADA

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